久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「アイドルマスターシンデレラガールズ」最終話

シンデレラガールズ」最終話。
 第2期は、1期以上に先輩アイドルたちがシンデレラプロジェクトに関わるようになってきて、ほんとに大勢のアイドルが登場する、群像劇にようになっていましたね。奈緒や加蓮が凛たちの後輩的存在として登場したり、美城常務が用意したプロジェクトクローネのアイドルも出てきたり。
 1期最終話の感想でも書いたと思うのですが……「シンデレラガールズ」のアイドルたちは皆、良く言えば個性豊かで、悪く言うとギャグキャラみたいな特徴を持っているわけですが、そういった特徴をギャグとしていじるのではなく、あくまでそのアイドルの魅力の一つとして描いているのが好印象でした。アイドルを可愛く魅力的に描くことに、ほんと気をつかっていたように思いました。
 群像劇のため、終盤、若干まとまりが悪くなってしまったところもあったように思います。卯月の悩みについてや、彼女が泣き笑いの表情で歌を歌いきるシーンなど、個別のエピソードとしては良かったのですけどね。でも、物語全体のまとめとしては今一つというか……やっぱり最後は、シンデレラプロジェクト全体に関する話を何か描いたうえで、「シンデレラの舞踏会」のライブをやって欲しかったようにも思いました。
 でも2クール、大変楽しめた作品であることは確か。ほんとに良い作品だったと思います。ブルーレイ最終巻に収録される特別編も楽しみですね。