久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「planetarian 〜星の人〜」

 土曜日、友人と新宿で見てきました。keyが2004年に発表したキネティックノベルが原作のアニメ。
 荒廃した世界を旅する老人は、行き倒れになったところをある村の子供たちに助けられる。そこで老人は、まだ若い頃、廃墟となった都市で動き続けるプラネタリウム案内のロボットと出会ったときのことを思い返すのだが……という内容。
 keyのゲームの忠実なアニメ化、といった感じの作品でしたね。キャラクターの描写や、クライマックスの語りなど。見ていて、頭の中にゲームのメッセージウィンドウが浮かんできてしまうほどでした。長い語りは、ゲームだったら良いのでしょうけど、映像ではやっぱり冗長になってしまうなぁと思ったりも。
 きれいなテーマと美しいお話、その陰に存在するどうにもならない残酷さみたいなものも描かれていて……その辺は結構好みではありました。昔のSFっぽい感じ。
 keyのゲームが好きだった人は、一度見てみてもいいのではないでしょうか。なんか懐かしい気持ちになったりもしますので。

 ブルーレイはWebアニメ版みたいですね。

 原作ゲームは未プレイ。

Planetarian (VA文庫)

Planetarian (VA文庫)

 小説版はサイドストーリー集。積ん読です。