先日、見てきました。日本の特撮戦隊ヒーローを元に作られた、アメリカの「パワーレンジャー」シリーズ。その映画版です。日本の「恐竜戦隊ジュウレンジャー」を元にした「パワーレンジャー」の第一作目、そのリメイクでもあるみたいですね。
はみ出し者・落ちこぼれとなってしまっている五人のティーンエイジャーが、それでも町を守らなければという意志と、仲間への思いからパワーレンジャーとなり、世界を滅ぼそうとする敵と戦うことになる……という物語。戦隊ヒーローものではありますが、悩みや葛藤を抱えながらも、ヒーローとして覚醒していく少年少女たちの物語でもありましたね。正統派のジュブナイルSFっぽいような感じも。
ドラマ部分はとても丁寧に描かれていて、個人的には楽しめましたが……終盤のアクションシーンは、ちょっと時間が短いため、物足りない感じ。敵戦闘員との派手なアクションを、もう少し見たかったですね。
小さな不満点はありますが……それでも最後まで楽しめました。日本の戦隊ヒーロー好きの方々は、見てみてもいいのではないでしょうか。
余談……私が「パワーレンジャー」のことを知ったのは、確かTRPG雑誌の「電撃アドベンチャーズ」の記事を読んでのことだったと思います。あと、田中としひささんのTRPGエッセイコミック「おこんないでね」。最初の「パワーレンジャー」は、夜中放送されていたのを、一回見たような記憶もあります。あれから二十年以上、今もシリーズが続いているというのもすごいですよね。