久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「いぬやしき」最終話

 異星人(?)によって機械の体に作り替えられてしまった初老の男と少年。その二人の運命を描いたお話。
 人助けをすることで自分が人間であると思う犬屋敷壱郎と、人を殺すことで生を実感するかのような獅子神皓の対比が面白い。中盤の展開や、最終話に至る過程にもう一工夫欲しかった気もしますが……それでも最後まで楽しめました。