久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「ひとりならはやく」

 ソロプレイ専用のミニゲーム集。ダイスやペンを使ったゲームを、五種類二パターン……合計十種、遊ぶことができます。以下、各ゲームについて軽く感想を。

「ヨコとタテと」……ダイスを三個振り、うち二個の出目で縦横の列を決め、残る一個の出目をその列が交差するマスに書き込みます。それを繰り返して、マスに書き込んだ数字の合計が、縦横それぞれ一列の条件を満たせばクリアとなるゲームです。縦横一列ずつ条件を満たせばいいので、簡単そうに思えましたが……やってみると意外と難しかったり。

「ふえていく」……最初にボードに置かれた四個のダイスを、ルールに従って動かしていき……残る六個のダイスをすべてボードの上に出現させることができればクリアというゲーム。難易度は低めのゲームですが……ダイスを出現させればさせるほど、ボード上でダイスを動かせるマスが少なくなっていってしまうので、そこが注意すべきところですね。

「単一化」……三×三=九マスの上に置かれた九個のダイス。残る一個のダイスでマス上のダイスを押し出し……その先の特殊効果でダイスの出目を変えていき、最終的にマス上の九個のダイスの目を全部同じにすることを目指すゲームです。個人的に一番難しかったゲームでした。

「すきまなく」……六個のダイスを振って、その出目で使うタイルを決め……そのタイルの形をボード上に書き込んでいき、すべてのマスを埋めることができればクリアというゲーム。これも難易度低めのゲームですが、出目が悪くてタイルを思うように選ぶことができないことが続くと、ちょっと厳しくなるかもしれません。

「2つが5つ」……十個のダイスを振り、それをボード上の五エリア各二マスの上に置いていくというゲーム。すべてのダイスをボード上に置くことができればクリアとなりますが……すべてのエリアの数字はそれぞれ異なるように、且つエリア内のマスの数字は同じになるようにダイスを置かなければならず、また各エリアに置いた瞬間、必ずその特殊効果を使用しなければならないというのが難しいところ。難易度は低めですが、最初の出目次第では厳しいときもある感じですね。

 どのゲームも五分ぐらいで終わるので、空いた時間に頭の体操として遊ぶには丁度良い感じでした。専用ボードとダイス、それとペンしか使わないので、準備や片付けに時間がかからず、狭い場所でもすぐ遊べるのも良いですね。