舞城王太郎さん脚本による、SFサイコサスペンス。
殺人犯の精神世界に入り込み、そこから情報を集め分析し、事件の真相に近づいていくという設定のお話。同時に、連続猟奇殺人鬼を生み出す謎の存在との対決を描く物語でもありました。
最初は独特な設定が今一つ理解できず、なかなかお話の中に入っていけなかったのですが……設定を理解し、また主人公の過去と心情がわかってくるにつれて、どんどん面白くなっていく感じでした。終盤は次の展開が毎回気になって……休みの日に一気に見てしまいました。クライマックスにかけての盛り上げ方も良い感じで、終わり方もきれいで希望を感じさせるものになっていたように思います。
猟奇殺人事件が題材の一つなので、凄惨で気持ち悪い描写もあり、そういったものが苦手な人にはちょっとお勧めしにくい感じではありますが……でも、非常に面白い作品でした。