久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「虚構推理」

 義足と義眼をつけた一眼一足の少女、岩永琴子。妖怪たちの知恵の神として振る舞う彼女は、思い人であり、特殊な体質と能力を持つ青年、桜川九郎と共に、怪事件に立ち向かう……といった感じのお話。

 人間の想像力によって生み出された秩序を乱す「化け物」を退治するために、真実を明らかにするのではなく、皆を納得させる新たな虚構を生み出すことで「化け物」の存在を打ち消す……という設定が独特で面白かったです。ある種の心理戦であり、情報戦でもある戦い。

 主人公たちのコミカルなやり取りも面白く、最後まで楽しめました。第二期の制作も決まっているみたいなので……続編の放送が楽しみです。