黒い影のような姿をした「シャドー家」の者たちと、彼らに仕え彼らの顔として生きる「生き人形」たち。外界から隔絶されたシャドー家の館で、シャドー家の少女ケイトと、彼女に仕える生き人形のエミリコは、歪んだ館のルールや、館を支配する大人たちに立ち向かっていくことになるのだが……といった感じのお話。
怪しい館を舞台にしたダークファンタジーであり、子供たちを主人公にした児童文学のような雰囲気もある作品でした。幼いながらも貴人として振る舞うケイトと、彼女に純粋な気持ちで仕えるエミリコの関係がほんとに尊く……彼女たちの影響を受けて変わっていく周囲の少年少女たちの成長もまた尊い。そんな子供たちの心を館のルールで染めようとする大人たち……その邪悪な大人たちに、子供たちが知恵と勇気と絆で立ち向かっていく1クール目のクライマックスも、王道で良かったです。
毎週非常に続きが気になる作品で、最後まで本当に楽しめました。第二期の制作も是非お願いしたいですね。
原作コミックも読んでみたくなりました。