久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「ギフト」

 テレビ放映されたものを視聴。サム・ライミ監督のオカルトサスペンス。

 生まれ持った超能力で占いをしながら、子供たちを育てている主人公の女性。占い客の夫に因縁をつけられるなど、トラブルも絶えない中、彼女は行方不明となっていた女性の死体を自身の超能力で見つけてしまうのだが……といった感じのお話。

 周囲の人間関係に悩み、自分の意思ではコントロールできない能力に苦しみ……それでも一人の人間として良心に従って行動する主人公の姿が、丁寧に描かれている作品でした。特殊な力は持っていても、決して特別ではない普通の女性の物語といった印象を受けました。

 派手な展開はなく、全体的に地味な感じではありますが……結構楽しめました。