鈴木光司さんの「リング」シリーズの短編集。「リング」「らせん」「ループ」を補完する作品でもありますね。山村貞子の呪いによって最後を迎える人の姿を描いた二つの話と、ヤマムラサダコの呪いから解放されたその後の世界を描くお話と。
映画版「リング」一作目の貞子のインパクトが強烈すぎて、良くも悪くもそのイメージがすっかり定着してしまっていますが……原作小説のシリーズで描かれている恐怖や呪いと、映画版「リング」シリーズのそれは、やっぱり違うものなのだなぁと思ったりもしました。
「リング」「らせん」「ループ」……読んだのは大学生の頃のことで、細部は結構忘れてしまっていたりもするので……改めて、また読み返してみたいですね。