久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

人の振り見て

 人の欠点がよく見えるように、人の文章の粗というのもよく見えてしまうもので。事務所で書類や手紙のチェックなどをしていると、赤ペンでの修正が止まらなくなるときがあります。あまりやりすぎると嫌われますし、文章表現には好みもありますから、最近はほどほどにしていますけど。誤字脱字や目立つ言葉の誤用以外は、もう文句を言わないようにしています。
 この手の話になると、「最近の若い者はまともな礼状一つ書けない」などと若者批判に繋げたがる人も多いのですが……いえいえ、変な文章に関しては、おじさんも相当なものですよ。やたらと記号等を使いたがったり、無駄に難しい漢字を使用したり、異様に一文が長かったり。読みにくいことこの上ないのですが、当人は名文を書いているつもりなのでたちが悪いです。礼状や手紙はもっと読む人のこと考えて書きましょうよ。自分の教養を見せつけるためのものじゃないんですから……などと言いたくなるときもあります。
 でも気づいていないだけで、自分も同じような失敗はしているんでしょうけどね。小説に関して言えば、変な人名が多いって、昔注意されていますし。記号は大分減ったとは思いますが。*1
 人の振り見て我が振り直せ、ではないですけど、自分も気をつけないといけませんね。

*1:ライトノベル好きにありがちな癖で、三点リーダーやダッシュを多用してました。