久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

11月分感想

原獣文書 (8) (ウィングス・コミックス)

原獣文書 (8) (ウィングス・コミックス)

 相変わらず主人公たちが格好いいお話ですね。いい感じに前向きで、見ていて気持ちがいいです。とぼけた言動をすることも多々ありますが、しめるところはちゃんとしめてくれるので、なんというか安心感がありますし。村上さんと友能マキヲのやり取りとかかなり好き。ゼーンは格好いいですが、死亡フラグがたってしまった気がするので、それが心配。RJも、「原獣文書」を体内に取り込んじゃったし……次の巻で完結っぽいですが、皆無事に終わることを祈りたいです。


未来日記 (2) (カドカワコミックスAエース)

未来日記 (2) (カドカワコミックスAエース)

 ストーカー少女由乃の言動がステキすぎる。他の未来日記所有者も異常者揃いなわけですが、由乃には敵いませんね。邪魔者を睨みつけるときの目つきとか、それを排除しているときの笑顔とか、すごいいいです。未来日記の設定や活用法については、ときどき違和感を覚えるようなところもあるのですが、キャラの魅力と勢いだけで充分楽しめてます。
 ところで、未来日記所有者の中で、今のところ唯一まともっぽい刑事の来須圭悟ですが、彼もなにか秘密とかあるんでしょうか? その辺含めて、今後どうなっていくのか楽しみです。


暴れん坊本屋さん(3) (ウンポコ・エッセイ・コミックス3)

暴れん坊本屋さん(3) (ウンポコ・エッセイ・コミックス3)

 本屋や出版業界にまつわるエッセイコミック。本好き・本屋好きにはたまらない内容です。本屋の裏側や業界話は興味深いですし、読書ネタは色々思い当たることがあって楽しいです。折角なので、書かれているネタに関して少し触れてみます。
 スリップ……うちの近所の本屋にも、妖怪「スリップはがし」はよく出ますね。その子の親は、気づいていないんじゃなくて、気づいているのに無視していることの方がずっと多いようですが。
 分冊百科の話……私は「ワールドエアクラフト」を途中まで揃えていたことがあります。五十を越えたあたりで挫折してしまいましたが。あと、小説やレポートの資料として、必要なところだけ買うことはあります。今も色々発行されているようですが、最終号まで予定通り出版できたものって、どれぐらいあるんでしょうね?
 帯について……昔は捨てていましたが、最近はページに挟んでますね。栞代わりです。
 製本ミスのこととか……落丁・乱丁本を買ってしまったことはあまりありませんが、「袋とじ」状態の本はたまに。自分の同人誌でやらかしちゃうとすごく恥ずかしい気持ちになります。
 客注……探し歩くのが好きなので、あまり本屋で注文することはないですね。急ぎの場合は、オンライン書店を使ってしまいますし。
 売上ランキングの話……ランキングに入った本って、意外と自分の周りでは読まれていないことが多いような気がします。私もあまり読んでいませんけどね。
 これで最終巻はちょっと寂しいですが、本にまつわるエッセイコミックはまた新たに連載されているようなので、そちらの単行本化を楽しみに待ちたいと思います。


勇午 東京・種子島編 (KCデラックス)

勇午 東京・種子島編 (KCデラックス)

 勇午日本編も三冊目。東京・種子島編は、国産ロケットの利権絡みの交渉劇です。
 相変わらずプロの大人たちが格好いいです。勇午だけでなく、公安刑事から首相まで。やり取りによる駆け引きや交渉の緊迫感が素晴らしく、読み応えがあります。この辺の魅力は、昔からまるで衰えてないですね。
 ただ、最近はちょっと後味の悪い、苦めの結末が多いような気もします。あと、日本編も面白いのですが、また昔のような、世界を舞台にした話も見てみたいと思ったり。一番好きなのが「ロシア編」なので。次点は「マグダラのマリア編」か「香港編」でしょうか。他のお話も好きですけどね。


ドージンワーク (2) 通常版 (まんがタイムKRコミックス)

ドージンワーク (2) 通常版 (まんがタイムKRコミックス)

 オタクネタというよりも、同人作家をネタにした4コママンガ。キャラの表情や間に、なんともいえない味があります。
 ジャスティは相変わらずナイスガイですね。変態ですが。


 さすがに置き場がなくなってきたので、最近は一迅社のアンソロしか買ってないです。好みの作家さんが一番参加されているので。内村かなめさんはやっぱりうまいなぁ。


ながされて藍蘭島 (9) (ガンガンコミックス (0686))

ながされて藍蘭島 (9) (ガンガンコミックス (0686))

 新キャラ登場。一巻に一人の勢いで新キャラが出てきますね。その人数の多さの割に、どのキャラにもそれなりに見せ場を用意しているのはさすがだと思います。少年誌らしいお色気も健全でいいと思います。
 最後のキャラランキングについて。分かりやすい好みですねと言われそうですが、私はまちが一番好きです。


SHUFFLE! DAYS IN THE BLOOM (5) (カドカワコミックスAエース)

SHUFFLE! DAYS IN THE BLOOM (5) (カドカワコミックスAエース)

 アニメ版は過剰な演出で無理やり盛り上げているように思えて、あまり好きではなかったのですが、コミック版はその点バランスがとれているので好きです。ギャグもシリアスもほどよい案配で。キャラクター同士の絡みも多めで、ゲームでは物足りなかったところも補ってくれている気がします。
コンプティーク」での連載は終わっていて、コミックスも次巻で完結というのは少し寂しい。まぁ、まだ「Tick! Tack!」と「Really? Really!」がありますけどね。


新世紀エヴァンゲリオン (10) (カドカワコミックスAエース)

新世紀エヴァンゲリオン (10) (カドカワコミックスAエース)

 積ん読だったのを消化しました。内容はアニメ23話の「涙」で、レイのスペアパーツが破壊されたところで次巻に続く。連載の方ではもう24話まで終了していて、劇場版の最初に差し掛かっているところですが。
 読んでいてすごく懐かしかったです。当時は本当にはまっていましたし。今でも好きですけどね。ネット上の二次小説もかなり読みましたし、なんだかんだ言っても劇場版も見るでしょう。劇場まで足を運ぶかどうかは分かりませんが。


「うわわれるもの」のコミックアンソロ。半分以上、「うたわれるものらじお」ネタで構成されている気もしますが。みんなエルンガーとかフォークとか好きすぎ。武梨えりさんによる、裏表紙の4コマは必見。長めのパロディマンガも描いて欲しいです。