久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「"文学少女"と死にたがりの道化」野村美月

 書評サイトでの評判が良かったので読んでみたのですが、確かに面白かったです。
 脆くて壊れそうな少年少女たちの切ないミステリー。既刊四冊のうち、一巻目の本作はまだ大人しい方らしいのですが……登場人物の一人にひどく感情移入してしまったので、読んでいてすごく胸が痛かったです。自分にも覚えがあることだったりするので。
 残り三冊も買ってあるのですが、なんか読むの怖いですね……。