漫画家久世番子さんが、イラストやマンガが好きだった子供時代からデビューするまでを振り返ったエッセイコミック。オタクの半生と、その黒歴史を描いたコミックと言った方が正確な気もしますが。同人活動とか二次元への恋とか、オタクだったら思い当たることが多いと思います。本編にはまるで手を付けないまま、設定だけが増えていく物語とか……私はTRPG関連と小説でしたけど。
久世さんの子供の頃の絵等も大量に掲載されていますが……よく残っているなぁと、物持ちの良さに驚いてしまいました。私はさすがに、子供の頃書いたシナリオや設定集は残っていないです。中学高校の頃のものは結構残っていますけど、さすがに小学生の頃のものまでは……。
イラストやマンガ描きでなくても、オタクならいろいろと共感できるネタが多いと思います。自虐ネタではあるんですけど、それが嫌味なく、読者も自分の過去を思い出しながら一緒に笑えるようになっているのが良いですね。
- 作者: 久世番子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/02/13
- メディア: コミック
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余談ですけど、私も九字の印、結べます。80年代末のオカルトブームで覚えてしまいました。