緩くまったりな部活アニメ最終回。最終回は番外編で、お話としての終わりは前の回ではありましたが。
学生時代、仲間と一緒にいる部活の楽しさや大切さを全面に出した作りで、その点をどう感じるかで賛否別れた作品だと思います。
真面目な部活アニメ、青春モノとして期待していた人たちには、不評であったようですね。練習シーンの少なさもあって、軽音部の活動がただ不真面目に見えてしまったのが原因なのでしょう。シーンそのものは描かれていなくても、練習等も真面目にやっていることは一応伝わる作りにはなっているのですが、説明不足のため伝わらないと思った人も多いと思います。学生の頃、スポーツや音楽に真面目に打ち込んでいた人たちは、逆に感情移入し難かったのかもしれません。
唯たちの、仲間と一緒にいる空間の心地よさ、楽しさに共感できた人たちには高評価だったように思えます。学生時代だけに許されている、ただ楽しいことを楽しむためだけの活動。ただただ「楽しい」という気持ちを全面に出し、それを大切に描くことには成功していると思いました。そこそこ真面目でそこそこ不真面目で、という部活をしていた人たちは共感しやすかったのではないでしょうか。私もそうなのですが。
青春というか、学生生活について、いろいろ青臭いことを語りたくなってきたりもするのですが……気恥ずかしいのでそこは省略。
仕種や表情の細かさ、描写の上手さは安定。さすがの出来でした。その点では心配することなく楽しめましたね。
1クール13話であっという間の最終回でしたが、2期やOVAを期待したいですね。
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余談ですが……お話の内容とは別に、その影響力が話題になったアニメでもありましたね。作中で使われている楽器や小物まで注目されていましたし。関連CDやDVDの発売はこれからが本番。イベント等も今後企画されていくんでしょうね。