「コラテラル・ダメージ」

　録画しておいたものを視聴。
　テロによって妻子を失った消防士ゴーディ―。国家の都合が優先され、進展しない捜査に業を煮やした彼は、テロを行ったゲリラ組織のリーダーに復讐するため、一人コロンビアに乗り込むのだが……。
　味方のいない状況で、一人コロンビアに潜入する、その緊張感がなかなか良いですね。アーノルド・シュワルツェネッガー演じる主人公らしく、超人的な体力を持っていたりはしますが、それでもあくまで消防士なわけで。銃を持ったゲリラ兵を薙ぎ払うような真似はさすがにできず、敵に捕まらないよう身を隠しながら進んでいかなくてはならない……アクションは控えめですが、潜入の緊張感が楽しめました。クライマックスの敵との対決に一捻りあるのも良かったです。
　他国への軍事介入、テロとその巻き添え、報復……そういったテーマが込められているので、終わり方にはちょっとすっきりしないところもありますけどね。