日経新聞朝刊に連載されていた、浅田次郎さんの「黒書院の六兵衛」が、昨日完結しました。江戸城明け渡しが迫る中、無言で城内に居座り続ける正体不明の男、六兵衛を巡る物語。
日経新聞の連載小説は、朝刊と夕刊どちらも学生の頃からずっと読み続けているのですが、「黒書院の六兵衛」は特に面白いと思えた作品で、毎日続きが楽しみでした。連載小説で面白かった作品を三本選ぶとしたら、確実にその中に入りますね。なお残り二作は、辻原登さんの「韃靼の馬」と、角田光代さんの「空の拳」です。
「黒書院の六兵衛」が完結して……今日から始まった小説は、諸田玲子さんの「波止場浪漫」。以前連載されていた「奸婦にあらず」も面白い作品だったので、今回の連載も楽しみです。
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