久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「アニメミライ2014」

 土曜日、同人仲間と見てきました。若手アニメーター育成プロジェクト。以下、上映作品の感想を。
パロルのみらい島」……不思議な動物キャラの三人組が、自分たちが住む島を出て、人間のいる外の世界を冒険するというお話。児童向けアニメの雰囲気を持つ作品でした。気の弱い男の子、気の強い女の子、博士タイプの男の子と、三人組の性格の組み合わせも、児童向け作品らしい感じですね。島の様子やそこでの暮らしがあまり描かれない状態で、外の世界への冒険が始まってしまうため、最初物語の中に入っていきづらいところもありましたが。よくできた児童向けアニメの劇場版をいきなり見てしまったような印象も受けてしまいました。
「大きい1年生と小さな2年生」……背が高く、でもちょっと気弱な性格の小学1年生の男の子と、背が低く、でもしっかりしていて面倒見のいい小学2年生の女の子、二人の関係を描いた物語。とても完成度の高い児童文学アニメといった感じの作品。子供の描写がとても上手く、大人が見るとちょっとノスタルジーを感じるところもありますね。4作の中で一番きれいにまとまっている作品だとも思いました。原作があるみたいですが、ちょっと見てみたいですね。
「黒の栖 −クロノス−」……人が死ぬとき、その側に姿を見せる謎の人物。普通の人には認識することのできないその人物を見ることができてしまう少年の物語。死神モノの一種ですね。1本の作品としてきれいに完結していますが、これをプロローグに続きを作ることができそうにも思えました。
「アルモニ」……一度聴けばその音楽を完璧に覚えてしまう記憶力を持ったオタクの少年と、教室内で所謂リア充側にいる少女。本来接点のない二人が、少女がスマートフォンに入れていたある音楽をきっかけに、会話をするようになって……という物語。ちょっと変わった恋愛物語の、そのプロローグといった感じのアニメでした。登場するキャラクターがデフォルメされすぎておらず、現実にいそうな少年少女になっているのが良いですね。4作の中で一番続きが気になる作品。もしこのお話の続きが描かれるとしたら、流行の中二病テーマの作品になるのか、それともちゃんとしたファンタジー作品になるのか……その辺のこともいろいろ想像してしまいます。
 総じて……どの作品も完成度が高く、大変楽しめました。来年もあるのなら、是非見に行きたいですね。