鬼に家族を殺され、妹を鬼に変えられてしまった少年、炭治郎。家族の仇を取り、妹を人間に戻すため、炭治郎は鬼と戦う組織「鬼殺隊」の一員となる……という物語。
2クールの間、迫力のある伝奇活劇を堪能することができました。アクションシーンが本当にかっこいい。鬼の恐ろしさやおぞましさがしっかりと描かれていて、だからこそ鬼と対峙する「鬼殺隊」の強さと覚悟もちゃんと伝わってきますね。また同時に、鬼がもとは人間であり、多くは化け物に変えられてしまった被害者でもあるため……鬼の恐ろしさやおぞましさが哀れにも見えてくる描き方が秀逸でした。
性根が真っ直ぐで優しい主人公の炭治郎も魅力的。妹を助けるために懸命に戦い……でも憎しみに捕らわれることなく、鬼を討ちながらもその存在の悲しさもちゃんと受け止める……ほんとに好人物ですよね。
ほんとに面白い作品でした。続編の映画も楽しみです。
原作コミックも読みたくなってきますね。