テレビ放映されたものを視聴。一応ネタバレがありますので、見たことのない方はご注意下さい。
友達のできない少年に起きた奇跡……クリスマスプレゼントでもらったクマのぬいぐるみが動いて喋りだし、彼の永遠の友達になってくれたのだ。だがやがて、少年も三十路を越えた大人になり……クマのぬいぐるみのテッドは質の悪い悪友のようになってしまっていた。そしてせっかくできた恋人とも、テッドのせいで破局を迎えそうになってしまうのだが……というお話。
主人公とぬいぐるみのテッドの下品で最低なやり取りや、オタク心をくすぐるような描写の数々が楽しい作品。個人的に、子供の頃、「ナイトライダー」が大好きだったので、あのテーマ曲は最高でした。「フラッシュ・ゴードン」は名前だけ知っていますが、ちゃんと見たことはないですね、いつか見てみたいです。
理解があって自分を見捨てない恋人に、子供の頃と同じのりで騒げる悪友……男の一つの理想だなぁと思ったりもしました。
昔の成長物語だったら、最後に主人公とぬいぐるみが別れ、幼い頃の奇跡が終わることで、主人公が大人の男になったことを表すものなのでしょうけれど……そうしないのが現代的ですね。
楽しい作品でした。