テレビ放映されたものを視聴。赤川次郎さん原作、薬師丸ひろ子さん主演作品。
父を亡くしたばかりの少女が、反社会勢力の組長をやることになってしまい……というお話。
非常に有名な作品ですが、ちゃんと見るのは今回が初めてだったりします。見る前は、もっと明るくコミカルな作品だと思っていたのですが……裏社会の暴力性や残酷さ、命が簡単に失われていく儚さや悲しさがしっかり描かれている作品でした。暴力が振るわれ、人を殺したり騙したりが繰り返されていき……主人公が組長になったばかりの序盤がどこか明るかっただけに、中盤以降の展開が何ともやるせない感じでした。クライマックスの有名な台詞とその後の展開には、爽快さと切なさを同時に感じたりもしました。
昭和の作品ということで、いろいろと時代を感じさせられるところもありましたね。町の雰囲気とか、現代とはやっぱり違う感じがします。
古い作品ではありますが、楽しめました。