魔法の道具「アーティファクト」を回収するために、怪盗になろうとしている少女、星里果菜。奇術師になることを目指し、果菜の父親に弟子入りするためにやってきた少年、不知火真は、幼なじみでもある果菜と共に、「アーティファクト」を取り戻すための活動に関わっていくことになるのだが……というお話。
怪盗と奇術が題材ということで、ワクワクするような冒険やアクションが楽しめる作品かと思っていたのですが……思春期で未熟な少女、果菜の心情や、家族の問題の方に重きが置かれているお話でしたね。怪盗らしい活躍や、奇術を活用したアクション等を期待していたので……その点ではちょっと物足りない感じでした。
個人的にキャラクター自体は結構好みで、その関係の描き方にもどことなく優しさが感じられるようで……その点は良かったと思います。
本放送時は、作画の方も全体的に不安定な感じでしたね。再放送で見た最終回はとても良かったので、最初からこの絵で放送されていればなぁと思ってしまったりもしました。
総じて……不満点もあるのですが、不思議と嫌いになれない作品でした。もし続編が作られることがあったら、見てみたいですね。怪盗らしく活躍する果菜たちの姿が見たいです。
オープニングテーマは個人的にすごく好きでした。