久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「犬は「びよ」と鳴いていた 日本語は擬音語・擬態語が面白い」

 日本語の擬音語・擬態語……音や鳴き声、物の状態や動作等の様子を表現する言葉について。擬音語・擬態語全体について語る前半と、動物の鳴き声の表現の移り変わりについての後半と、2部構成となっています。

 日本人にとっては、特に漫画の描き文字等でお馴染みとも言える擬音語・擬態語。社会の変化によって、廃れていく言葉もあれば、新たに生まれてくる表現もあり……独特な言葉の数々がユニークで面白いなぁと、改めて思ったりもしました。本書が刊行されたのは2002年ですが……スマフォが普及した現在は、更に電子音全盛の時代になっているのでしょうね。

 動物の鳴き声の数々、その変化についても、今まであまり意識してこなかっただけに……興味深く、面白く読むことができました。