久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

2月分感想

 カミラが格好良すぎる第16巻。あと、再登場したミエルもなにげに格好良かったり。お約束ではありますけれど、叱られたことを受け止め立ち上がる主人公というのは、やっぱり燃えます。
 時空の穴にのみ込まれたユルガハについてのエピソードも入っているのですが、前半の熱さが印象的だったので、個人的にはちょっと盛り上がれませんでした。まぁ、伏線消化ですしね。
 あとがきによると、あと二冊でエデボも完結、とのこと。「コンプティーク」連載時から追っかけてきているので、楽しみな反面、終わりが見えてきたのは少し寂しいですね。


鉄壱智 3 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

鉄壱智 3 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

 古代日本風伝奇ファンタジー、第三巻。今回は全編呪術対決といった感じ。「少年魔法士」もそうですが、なるしまゆりさんが描く呪術・異能力による戦いは、独特の魅力がありますね。本当に異なる法則というか、超越した力が振るわれている雰囲気があって。神をとりこんだ「神違え」の力の描写などは、どこかおぞましいところもあって。呪術っぽさが非常によく出ているのはうまいと思えます。
 戦いの合間には、夜長彦が神になり代わる前、人だったころの記憶や、鉄壱智誕生の秘密の一端も語られています。まだまだ謎は多いみたいですが。
 次巻より、小さき神鉄壱智は、異能者の朔ら彦たちと一緒に旅立つことになるみたいですが……朔ら彦にも色々謎が多いですし、目的のためなら残酷なこともできるお方なので、鉄壱智の身がちょっと心配だったり。
 四巻発売はいつだろう……。


EREMENTAR GERAD 10 (BLADE COMICS)

EREMENTAR GERAD 10 (BLADE COMICS)

 スウィートエンジェルズ、あっさりと退場。そしてグラディアス対クー&レンの戦いへ。
 う〜ん……久しぶりにクーが格好良く、主人公しているのは嬉しいのですが、なんか敵キャラを使い捨てのようにしているのが気になります。敵の残虐性を出すためというのは分かりますし、少年誌みたいにいつまでも使い回されるのも困りますけどね。でも、もうちょっとうまく退場させて欲しかった……。


ドキばぐ4 3年B組ヒゲ八先生編 (ビームコミックス)

ドキばぐ4 3年B組ヒゲ八先生編 (ビームコミックス)

 お変わりないようでなによりです……そんな感想を抱いてしまいましたが。もう10年というのはすごいですね。昔の巻だと、マネージャーのノリコさんが登場の回は好きなものが多かったです。あと、「エルフ」に取材に行った回とか。
 それにしても、今更「バーチャルボーイ」がネタで使われるとは思わなかった……あれ、持っている人っているんでしょうか?


かんなぎ 2 (REX COMICS)

かんなぎ 2 (REX COMICS)

 武梨えりさんのセンスが最高な伝奇ラブコメ、第二巻。ラブコメって書きましたが、ラブについては微妙か……まともにラブコメしているキャラってつぐみぐらいですしね。あと、ざんげちゃんの中の人も?
 伝奇ネタの伏線も色々張られているみたいですが、お話の方はどこまでも温めの日常コメディがメイン。料理対決とかファンクラブとかメイド喫茶とか……よくあるネタなんですが、キャラが生きているとそのやりとりだけでも充分楽しめますね。
 今回のカラーピンナップは竜騎士07さん。前回は武内崇さんだったわけですが、次は誰だろう?
 あと、昔の読み切り一本と、相変わらずのノリのオママンも載ってます。


 由真を終え、姫百合姉妹イルファを終え、愛佳シナリオに入ったところで次巻に続く。深刻になりすぎることなく、丁度いいバランスで進んでいる感じです。このペースだと、あと1,2巻で終わりでしょうかね。