久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「ぼく、オタリーマン。」4巻

 オタリーマン4冊目。オタクネタは控えめで、内容は今までどおり、不器用で人付き合いの苦手な社会人のネタが中心。長めのちょっと真面目なお話もあって、少し考えさせられたりもしました。天狗ネタとか、ね……。
 自分の不器用さに苦労している人は、共感できるネタが多いと思います。本当に孤独で苦しんでいる人、自分の苦しみとうまく距離をとれていない人等は、怒ってしまうかもしれませんが。反感を覚える人の気持ちも、ちょっとわかるんですよね。
 でも、いろいろ言われていますが、ギリギリ反発されないところのネタを選んでいる、普通の人でも共感できそうな話を描いている、そのバランス感覚はやっぱり良いと思います。社会人の日記マンガ、エッセイとしては、これぐらいのバランスが丁度良いのではないでしょうか。

ぼく、オタリーマン。4

ぼく、オタリーマン。4