久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「ぼくらのグリム・ファイル探険 下」宗田理

 下巻。脳を暴走させる「情報ウィルス」のワクチンを求めてドイツへと向かった「ぼくら」は、魔女狩りを現代に甦らせようとする秘密組織やナチスの亡霊たちと対決することに……。
 お話のテーマや敵対する組織の規模が大きくなりすぎたせいか、中学生時代が好きだった自分としては今一つに感じてしまいました。少しバランスが悪くなってしまったように思えてしまって。
「情報ウィルス」の設定は、うまく煮詰めればSFとして使えそうですね。本作のテーマとはずれてしまいますけど。