ついにコミック版も、旧劇場版完結編に突入。第12巻では、完結編の前半終了間際まで描かれています。
シンジを最初に助けたのがゲンドウだったり、アスカ復活の心理描写が丁寧に描かれたりと、変更点はありながらも、展開はほぼ旧劇場版と同じ。ただ、最後の最後で、大きな変更点が二つほど。
一つは、シンジがエヴァに乗ろうとする意志を見せたこと。旧劇場版では、ベークライトで固められた初号機を前に、シンジはただ座り込んでいるだけだったと思いますが、コミック版では「約束したんだ ミサトさんと アスカを助けに行くって…」「動いてよ 母さん!!」と言って乗ろうとする意志を見せています。
そしてもう一つは、初号機起動時点で、まだ弐号機が活動限界を迎えていないこと。旧劇場版では、活動限界を迎えた弐号機が量産機に捕食されるように食い千切られ、それを見たシンジが絶叫するというところで前半部が終了したはずですが、コミック版ではまだ量産機と弐号機の戦闘は続いているようです。
この2点はほんとに大きな変更だと思いますが、今後の展開はどうなるんでしょう? コミック版もいよいよ旧劇場版完結編の後半に突入していきますが……大きく変わっていくのか、それともあの破壊の奔流に結局飲み込まれてしまうのか……。
新世紀エヴァンゲリオン 12 (角川コミックス・エース 12-12)
- 作者: 貞本義行
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2010/03/31
- メディア: コミック
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