久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「ブラック・ブレット」最終話

 異形の生物「ガストレア」との戦いを描いたSFアクション、一先ず最終回。
 可愛い女の子がたくさん出てきて、ギャグ描写も結構ありましたが……全体的に暗く、重苦しい世界のお話でしたね。容赦なく人が死ぬだけでなく、戦っている主人公たちがあまりにも報われなくて……守られている一般市民の性格が悪く描かれていましたからね。「進撃の巨人」が流行った影響もあってか、人類の生存を賭けた戦いを描く作品のアニメ化が増えている印象がありますが……ここまで一般市民に守る価値がない、と思わせる作品は珍しいです。世界に守る価値があるのか、がテーマの一つなのですから、当然なのかもしれませんが。
 大きな戦いは一つ終わりましたが……今後の悲劇を想像させる描写もあり、すっきりしないまま最終回を迎えてしまいましたね。続きが気になります。