日経新聞夕刊で連載中の、貴志祐介さんの「擁壁の町」。最近は、「擁壁の町」の検索で当ブログに来られる方が多いみたいです。「禁断のスカルペル」のときもそうだったのですが、新聞連載小説の感想等を探されている方も結構多いみたいですね。
さて……物語の方は、町を狙う悪巧みの正体が半ば暴かれながらも、主人公は罠にはまって逆らうことができず、というような状態。町の大人たちは今一つ頼りにならず、子供たちは割としっかりしていてもやはり子供なので未熟で、できることにも限界があり……危機を打開できそうな様子はほとんどないままですね。
描写はユーモアたっぷりで……コントみたいなやり取りも多いので、好みはわかれそうではあります。私は結構好きですが。
今後の展開が楽しみですね。

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貴志祐介さんの小説では、「天使の囀り」は今でもすごく好きな作品ですね。大学生の頃、友人に薦められて読んだのですが。貴志祐介さんを知ったのも本書からで、その後「十三番目の人格 ISOLA」「黒い家」「クリムゾンの迷宮」と読んでいきました。それ以降の本も買ってはいるのですが……積ん読に……。