久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「アヴリルと奇妙な世界」

 7月21日、新宿シネマカリテで友人たちと見てきました。フランスのアニメーション映画。

 多くの科学者が行方不明となり、科学の発展が滞った結果……未だ蒸気技術に頼ることになった架空の世界。その世界を舞台に、家族を取り戻すための戦いを続ける女性アヴリルの姿を描く、スチームパンク冒険譚。

 古き良き冒険譚といった雰囲気のお話で、見ていてどこか懐かしい気持ちになったりもしました。スチームパンクや古典SFにありそうな要素や描写が満載で、そこが懐かしくも楽しい感じ。

 いろいろな小ネタ、ちょっとしたユニークな描写の数々も楽しかったです。

 日本やアメリカの大作エンターテインメントに慣れていると、ちょっと物足りなく思えてしまうところもありましたが……でも、良い作品だったと思います。