久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「天気の子」

 7月21日、新宿ピカデリーで友人たちと見てきました。新海誠監督最新作。一応ネタバレありなので、まだ見ていない方はご注意下さい。

 家出して東京にやってきた少年の帆高と、東京で暮らす少女、陽菜。雨が降り続ける東京で出会った二人は、「100%の晴れ女」だという陽菜の力を使って、天気を晴れにする仕事を始めるのだが……というお話。

 王道のボーイ・ミーツ・ガールといった感じで、すごく気持ちの良いお話だったように思います。少年と少女の絆が深まっていく様子が丁寧に描かれていて……純粋な二人のことを、自然と応援したくなってきますね。自分の未熟さを自覚しながらも、少女のために走る少年の姿というのは、やっぱり良いものだなぁと思ったりもしました。

 落ちはちょっと意外な感じでしたが……個人的には、少年の選択を私は応援したいですね。

 雨に覆われた都市の描写や、天気が晴れに変わっていく様子など……映像もすごく見応えがありました。水と光の描写がほんとにすごい。これは、劇場の大画面で堪能してほしい映像ですね。

 とても良い作品で、大変楽しめました。

 

小説 天気の子 (角川文庫)

小説 天気の子 (角川文庫)

 

 

 小説の方もちょっと読んでみたくなりますね。