久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「闘神機ジーズフレーム」

 人類の脅威となる敵「ネルガル」の襲撃が続く世界。対抗できるのは、特殊な巨大兵器「ジーズフレーム」と、それに選ばれた少女たちである「エンシエントガールズ」のみ。過去の戦いで姉が行方不明になってしまった主人公の少女は、姉と同じ「エンシエントガールズ」に志願しようとするのだが……といった感じのお話。
 特殊なロボットである「ジーズフレーム」の個性や、ヒロインたちの関係性等についての描写が足りず、世界設定の説明もちょっとうまくできていない感じで……そのため、最後までお話の中に入っていきづらいところがありました。終盤の展開は割と良かったと思うのですが、そのクライマックスを楽しむには、いろいろと描写が足りていないように思えてしまいました。
 面白くなりそうな要素はたくさんあっただけに、何というか……すごく惜しいなぁと思わされてしまう作品でした。せめて2クールあれば、もっと深くいろいろな描写ができたと思うのですが……。