久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/諸諸感想・レビュー等

「鬼滅の刃 遊郭編」

鬼滅の刃」、「竈門炭治郎 立志編」「無限列車編」に続く、テレビシリーズ第三弾。音柱・宇髄天元と共に、鬼が潜む遊郭へと向かうことになった炭治郎たち。そこで彼らが対決することになった鬼は、恐ろしい上弦の鬼だった……といった感じのお話。
 炭治郎たち剣士と恐ろしい鬼の死闘……迫力満点の激闘が堪能できるテレビシリーズでした。一昔前だったら、劇場版やOVAでしか見られないような戦闘シーンがテレビシリーズで見られるのですから……なんか、ほんとにすごい時代になったなぁと思ったりもしますね。
 鬼との戦いは迫力があってかっこいいものですが……普段は優しげな炭治郎が、血みどろになり、修羅のような顔つきで戦う姿には痛ましさを感じさせられたりもしました。鬼の過去もまたつらく悲しいもので……そんな鬼に引導を渡し、同時に思いを寄せて弔う炭治郎の姿が胸を打ちますね。
「竈門炭治郎 立志編」では下弦の鬼を倒しきることができなかった炭治郎が、「無限列車編」では下弦の鬼を倒し、だけど上弦の鬼に対しては戦いに加わることすら出来ず……でもこの「遊郭編」では柱を手伝い、ついに上弦の鬼にとどめを刺すに至る……と、戦う相手の強さと対峙の仕方によって、主人公がちゃんと段階を追って少しずつ成長しているのがわかるようになっているのも良いですね。「遊郭編」の冒頭では、「無限列車編」で受けた傷の治療と、リハビリを兼ねた修行が描かれていましたし……人間の傷は簡単には治らないし、すぐ強くなれたりもしない、そういった面での鬼との対比が、とても丁寧に描かれている作品だなぁと、改めて思ったりもしました。
 非常に面白いテレビシリーズでした。期待以上のクオリティーの作品で、毎週楽しませて頂きました。次章の「刀鍛治の里編」の放送も楽しみです。