萌え系ミリタリー雑誌「MC☆あくしず」の第４９号の付録ボードゲーム。第二次世界大戦のミッドウェー海戦を題材にした、軍事シミュレーションゲームです。基本ルール、上級ルール、さらに選択ルールもありますが……初めてのプレイということで、基本ルールで遊んでみました。
基本ルールは全十ターン。各ターンは、索敵、航空機移動、戦闘解決、発艦、艦内移動、着艦の六つのフェイズで構成されており、そのターンで可能なフェイズを順番に処理していくことになります。ゲームの目的は、日本軍の空母より航空機を出発させ、ミッドウェー島の米軍基地に必要な打撃を与えること。同時に、索敵機が米軍空母を発見したらこれに攻撃を加え、また米軍の航空機より日本軍の空母を守ることが目的となります。米軍の基地、空母に与えた損害や、日本軍の空母に受けた損害等からポイントを計算し……目標となる勝利点を獲得できればクリアとなります。
こういった軍事シミュレーションゲームをちゃんと遊ぶのは、ほとんど初めてのことになりますが……慣れていないこともあり、ゲーム中の処理が非常に難しく感じられました。ルール説明では、基本ルールのプレイ時間は三十分程度となっていましたが……ルールを確認しながら遊んでいたら、終わるまで一時間以上もかかってしまいました。
ゲーム自体も難しく……敵基地への爆撃、空母への攻撃、自軍の空母の護衛、それら複数の目的に対して、限られた航空機をどう振り分けるか、それがほんとに悩ましかったです。一番の目的である敵基地の爆撃で、必要な損害を相手に与えること自体がそもそも難しく……もっとも、史実では惨敗した海戦を題材にしているのですから、難しいのも当然なのかもしれませんが。
初回プレイでは……敵基地にろくな損害を与えることができず、マイナス点でゲーム終了となってしまいました。ルールを覚え、繰り返し遊んでいけば、クリアする道筋も見えてくるのでしょうか……上級ルールに挑戦する前に、まず基本ルールでのクリアを目指したいところです。
