久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「ハーベスト」ソロプレイ

 畑に三種類の野菜を植え、収穫し……他のプレイヤーより多くの野菜を収穫して、高得点を目指すゲーム。仮想敵相手のソロプレイもできるということで、遊んでみました。以下の説明、感想は、ソロプレイルールでのものになります。

 ソロプレイでは、野菜カードを置く畑ボードは、自分の畑一枚、中立の畑二枚の、合計三枚を使います。畑ボードには野菜カードを置けるマスが四つあり、縦・横・斜めに、同じ種類の野菜カードが三枚以上続けて並ぶ形になったら、即座に「収穫」の処理が行われます。この際、自分の畑ボードに置かれている野菜カードが自分の収穫物となり、中立の畑ボードに置かれた野菜カードは捨て札となります。

 ソロプレイでは、仮想敵である「森川君」から手番が始まり……「森川君」は手番ごとに二枚ずつ、端の空いてるマスから順番に野菜カードを置いていきます。自分の手番では、手札から一枚野菜カードを出し、空いているマスに置きます。このとき、自分の畑ボードに一枚も野菜カードが置かれていない場合は、必ず自分の畑ボードに野菜カードを置かなければなりません。

 山札が尽きたところで、ゲーム終了。自分の収穫物となった野菜カードに書かれた点数を合計し、ゲーム終了時に自分の畑ボードのマスがすべて空いていたら更にボーナス点を加え……ソロプレイではより高得点を目指すことになります。尚、山札が尽きる前に、仮想敵、もしくは自分の手番のときに、野菜カードを置くことが出来なくなってしまった場合は、その時点でゲームオーバー、プレイヤーの敗北となります。

 ルールは簡単ですが、高得点を目指すのはなかなか難しいゲームでした。野菜カードの点数はプラスだけでなく、マイナス点のものもあり……野菜カードを収穫するには、自分の畑ボードだけでなく、中立の畑ボードも必ず利用しなければいけないというのが悩ましいところ。プラスの野菜カードは自分の畑ボードに、マイナスの野菜カードは中立の畑ボードに置きたいところですが……なかなかそううまくはいかなくて。畑ボードのマスが全部埋まってしまったらゲームオーバーになってしまうので、空きマスを作るために、泣く泣くマイナスの野菜カードを自分の畑ボードに置かなければいけないことも何度もありました。

 何度か挑戦し、一度、170点の高得点となったこともありましたが……あとは低評価だったり、ゲームオーバーになってしまったり……簡単なルールのゲームですが、ほんと、なかなか悩ませてくれるゲームでした。

 多人数プレイは、他のプレイヤーとの駆け引きがかなり多くなりそうな感じで……ソロプレイとはまた違ったプレイ感になりそうにも思えました。いつかちゃんと遊んでみたいですね。