「ニムト」30周年記念版に同梱されている追加ルール。プレイヤー全員で協力し、NPCであるバッファローと対決する、といった感じのゲームです。ソロプレイもできるということなので、遊んでみました。
協力ゲームとなる”バッファローを倒せ”のルールは、ほぼ基本ルールと同じもの。
手札はプレイヤー、NPCのバッファロー、皆10枚ずつ。残ったカードから4枚のカードを引いて場に縦に並べて、四つの列を作れるようにします。ゲームが始まったら、プレイヤーは手札から1枚のカード選んで場に出し、バッファローは自身の山札の一番上をめくって場に出します。場に新しく出されたカードの、数字の小さいカードから順番に基本ルールの処理……各列の数字が大きい順になるよう、各列の最後のカードに最も近い数字のカードを配置して並べる。各列の最後のカードよりも小さい数字のカードの場合、どれか一列を選んで引き取り、そのカードを新しい列の始めとする。各列に置けるカードは最大5枚まで、6枚目が置かれた場合はその列の5枚のカードを引き取らなければならない……を行います。
10枚の手札が無くなったところでゲーム終了。カードに描かれている牛のマークを数えて合計し、プレイヤー側とNPCとで比べて、プレイヤー側の方が牛のマークの合計が少なければ、プレイヤー側の勝利。NPCの方が合計数が少なければ、NPCの勝ちとなります。
基本ルールと違っているところは、複数人で遊ぶ場合は、特殊な効果を持つスペシャルカードをプレイヤーは使用できるということ。列を選んで新しいカードをそこに配置できなくしたり、処理するカードの順番を変えたりする等の特殊効果があります。
ソロプレイで遊んでみて……ソロプレイではカードの総枚数が少ないので、簡単かなと思ったのですが……意外に難しかったです。もう置けないだろうと思っていた列がいつまでも残ったかと思ったら、安全だと思っていた列がダメになってカードを引き取らされたり。ソロプレイではスペシャルカードが使えず、また最後のマーク計算時にプレイヤーのマイナス点を倍にしなければいけなかったりもするので、NPCに勝つのも容易ではありませんでした。何度か遊び、勝率は半々といったところです。
カード運に左右されるところもありますが……そのままならないところが楽しい感じでした。短時間で1プレイが終わるので、繰り返し遊べるところも良いところだと思います。
「ニムト」は先日の友人たちとのゲーム会で遊んだばかりですが、この協力ルールでもまた遊んでみたいですね。