鬱病の闘病コミック。鬱病になったのは夫で、描き手は妻の方ですが。病人ではなく、見守る側の視点によるコミックというのは珍しいかも?
鬱病に関しては他人事ではないところもあって、読んでいて気になるところもあったのですが……側で支えている人からは、鬱病はこう見えていたのかという点は興味深く読めました。もちろん、あくまで一つのケースにすぎないわけで、すべての人に当てはまるわけではないのですが。
描き方は結構軽めというか、あまり深刻にならないよう気をつけて描いている感じですね。値段から考えると、内容はちょっと薄い気もします。鬱病についてまったく知らない人が、あくまで一つの参考として読むにはいいのかもしれません。
現在闘病中の人や、それを支えている人は、読まない方が無難かもしれません。比較的順調に回復していっているケースなので、比べて落ち込んでしまう可能性もあるので。
- 作者: 細川貂々
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2006/03
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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