久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「ツレがうつになりまして。」

 鬱病の闘病コミック。鬱病になったのは夫で、描き手は妻の方ですが。病人ではなく、見守る側の視点によるコミックというのは珍しいかも? 
 鬱病に関しては他人事ではないところもあって、読んでいて気になるところもあったのですが……側で支えている人からは、鬱病はこう見えていたのかという点は興味深く読めました。もちろん、あくまで一つのケースにすぎないわけで、すべての人に当てはまるわけではないのですが。
 描き方は結構軽めというか、あまり深刻にならないよう気をつけて描いている感じですね。値段から考えると、内容はちょっと薄い気もします。鬱病についてまったく知らない人が、あくまで一つの参考として読むにはいいのかもしれません。
 現在闘病中の人や、それを支えている人は、読まない方が無難かもしれません。比較的順調に回復していっているケースなので、比べて落ち込んでしまう可能性もあるので。

ツレがうつになりまして。

ツレがうつになりまして。