久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「イエサブゲーム体験会 in 秋葉原vol.58」

 10月28日、行ってきました。「イエローサブマリン秋葉原RPGショップ」で毎月開催されている、無料のゲーム体験会。今回遊ばせてもらったゲームは、以下の三つです。
「勇者が一撃でやられた! 第2版」(切札会社ソウキタカ)勇者が一撃で魔王に倒されてしまい、勝ち目はないと逃げる残りの仲間たち、そしてそれを追いかける魔王……という、追いかけっこのボードゲーム。魔王プレイヤー一人と、勇者の仲間たち三人にわかれて遊ぶゲームです。魔王は勇者の仲間たちを二人まで倒せば勝ち、勇者パーティはゲーム終了まで二人生き残っていれば勝ちとなります。ただし、それぞれ行動は、アクションが書かれた札を全員伏せた状態で場に出し、順番に表にしていって処理していくので……誰がどういう行動をするのかを予想しながら、自分のアクションを決めなければいけないというのが難しい。魔王は隣の部屋に移動するだろうと思って部屋を移ったら、その場にとどまっていてやられてしまったり……仲間を助けるための特殊スキルがまるで無駄になってしまったり……そんなゲームの展開が、ちょっとドタバタ喜劇のようにも思えて、ユニークで楽しいゲームでした。今回は試遊ということもあって、追いかけっこを楽しんだだけでしたが……本来のゲームでは、何回かプレイを繰り返して、そこで得たポイントで勝敗を決める感じになるみたいです。逃げ回るパーティ内で足の引っ張り合いも起きる感じになるようで……それもまた面白そうだと思いました。
「コミッククリエイター」(サイサイズ)漫画家を題材にしたゲーム。ダイスの出目で役を作って、得点が書かれたカードを手に入れていくことを目指す感じのゲームです。ただ、最初に持っているダイスだけではそうそう役は作れないので……まずはアイテム等のカードを集めて、ダイスを増やしたり、その出目を操作できるようになることが当初の目標。自分のダイスをどう組み合わせ、どのカードから取っていくのか……カードの種類が豊富で、選択肢が多いだけに、いろいろと悩まされますね。でもそれが楽しいゲームでした。カードのイラストも可愛く、そのデザインも良かったです。
「邪神がこの中にいル」(AHC)正体隠匿型のカードゲーム。山札から引いたカードを使って他のプレイヤーを調査したり、アイテムを使用したりするパートと、復活した邪神と対決するパートの二構成のゲーム。誰が邪神となるのかは、各プレイヤーの数値によって決まるわけですが……もちろん、他のプレイヤーの数値は伏せられているのでわからず……それを調査して、人間側と邪神側、誰がどちらを目指しているのか、そして自分はどうするのかを決めていくのが悩ましいゲームでした。手に入れたカードによっては、途中で戦略の変更を考えなくてはいけなくもなったりして、それもまた難しいゲームでしたね。体験プレイでは私は、最後人間側となり……そして邪神に敗北しました。残念。
 お店に着いたのが16時近くのことで、ちょっと遅かったこともあり……今回はこの三つだけ。やっぱり、15時前にはお店に着くようにしたいものですね。