宿に泊まった客から金を奪い、自分の財産を増やすという犯罪を題材にしたボードゲーム。ちょっと悪趣味な、ブラックジョークみたいなゲームですね。ソロプレイもできるということで、遊んでみました。
宿に泊まった客のカードを、共犯者にして手札に加えるか、手札の共犯者を追加設備に変えて利用していくか、それとも宿にいる客を死体に変え、その後埋葬して現金を奪うか……自分の手番のとき、プレイヤーはそれらのアクションを行っていくことになります。
アクションに必要なコストは手札のカードで支払うことになるため、共犯者の確保は大事。でも手札を増やしすぎると、ラウンド終了時に支払う共犯者への報酬で財産が減ってしまうので、あまりたくさんの手札は持っていられない……。
追加設備には特殊効果があり、また死体を埋葬するためにも必要なので、しっかり作っておきたいところ。でも一度追加設備に変えたカードは、共犯者として手札に戻すことはできないし、死体に変えることももちろんできない……。
財産を増やすには、客を死体に変えるのが一番だけど、埋葬する前にラウンド終了を迎え、警察に捜査されてしまうと、大幅に財産を減らすことになってしまいかねない……。
客のカードをどのタイミングで、どのように利用するのか、それを考えるのが大事なゲームでした。財産を増やすためには、無駄なく効率よく進めていかないといけない感じですね。ゲームの題材はブラックなものですが……ゲームの内容自体は、カードの利用法が大事な、ボードゲームの王道のもののように思えました。
ソロプレイだと、他のプレイヤーのことを考えなくていいので、財産を増やすことだけ考えていられる感じですが……複数人プレイだと、妨害や駆け引きが生まれるみたいなので、プレイ感覚、結構変わりそうに思えました。いずれ友人たちと、ちゃんと遊んでみたいですね。
拡張セットも発売されているのですね。