テレビ放映されたものを視聴。
夫と共に、かつて叔母が殺された家へと戻ってきた主人公。家族が失われた事件から立ち直ろうとする彼女だったが、その家で起きる怪しい出来事に苦しめられていく。夫からは正気を疑われるような目を向けられ、彼女は精神的に孤立していってしまうのだが……というお話。
サスペンス映画の古典作品。怪しい出来事と夫の振る舞いによって、精神的に徐々に追い詰められていく女性の姿が、静かな緊張感と共に描かれていきます。
夫の罪と企みが明らかとなり、捕まった彼が救いを求めるのに対して、彼女が叫びを返す姿が爽快であり、でも同時に切なくもあり……。
古典名作として楽しめました。ガス燈の時代には独特の雰囲気があって、現代にはない魅力があるなぁと改めて思ったりもしました。