久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「山よ脈打て -Deck Defence-」

 敵モンスターからの防衛と撃退をテーマにした一人用カードゲーム。味方・敵のカードが混ざったデッキを使い、行動不能になる前に全部の敵モンスターを倒すことを目指す感じのゲームです。

 全部のカードをよくシャッフルして山札とし、そこから最初に3枚を引いてメインエリアに並べたら準備完了。

 プレイヤーが行えるアクションは、メインエリアの味方カードを1枚手駒エリアに置く「召集」、メインエリアの敵カードを1枚占領エリアに置く「牽制」、手駒エリアの味方カードを1枚捨て札にし、山札の上から3枚のカードの内容を見て、それを自由に順番を変えて山札の上に戻す「探索」、手駒エリアの味方カードを使って(捨て札にして)メインエリア、もしくは占領エリアの敵カードを1枚倒して撃退エリアに置く「撃退」……の四つ。メインエリア、手駒エリア、占領エリアにはそれぞれカードを3枚まで並べることができ、アクションの結果メインエリアのカードが2枚以下になった場合は、山札からカードを引いてメインエリアに並べることになります。手駒エリアに既に3枚カードが並んでいる場合、「召集」のアクションで取った味方カードはその上に重ねて置くことになりますが、その際、新たに置くカードとその下のカードは、カードの属性もしくはランクのどちらか一つが同じでなくてはならず、また同じ山に同じ種類のカードを2枚以上置くことはできないというルールがあります。また、「撃退」や「探索」のアクションで使える手駒エリアの味方カードは、各山の一番上のカードのみで、その下のカードを先に使ったりすることはできません。そして、「撃退」のアクションで敵カードを倒すときは、味方カードと敵カードの属性はすべて同じでなくてはならず、味方カードのランクの合計が敵カードのランクを越えていなければなりません。これら四つのアクションのいずれも行うことができなくなったらゲームオーバー。その前に敵カードをすべて撃退エリアに置くことができればゲームクリアとなり、使用せず残った味方カードのランクの合計が得点となります。

 カードの種類と枚数はわかっているので、敵カードを倒したり味方カードを使用したりするたびに、デッキの中にあと何枚カードが残っているか考え……無駄なくゲームを進めていく必要があります。特に重要なアクションは「探索」で……山札のカードを並べ替えると同時に、時に手駒エリアの使えるカードを調整するためにも必須のアクションでした。ただ、このアクションは連続して行うことはできず……また使いすぎると、味方カードが減ってしまい、最後の得点が低くなってしまうことにもなるので……無駄に「探索」のアクションを行ったりしないようにするのも大切な感じでした。

 ゲーム自体の難易度は若干低めな感じで……一度コツをつかめば、安定してクリアできるようになりますね。ちょっとした頭の体操や気分転換にも良い感じのゲームだと思いました。