久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「メトロックス」ソロプレイ

 路線図を題材にした紙ペンゲーム。引いたカードによって各路線のマスに印をつけていき、より多くの路線を完成させて、高得点を目指そうといった感じのゲームです。ソロプレイもできるということで、遊んでみました。
 ゲームの流れは……代表者が数字や図形が書かれた指示カードを引き、その内容に従って各プレイヤーがそれぞれの個人シートのマスを選んで印をつけていくというもの。カードは大きく分けて四種類あり……すでに印がつけられたマスか終点に辿り着くまで、カードに書かれた数字だけ連続してマスに印をつけていくもの。途中印がつけられたマスがある場合はそれをとばして、カードに書かれた数字だけマスに印をつけられるもの。マスを通る路線数の倍の数字を、そのマスに書き込むもの。任意のマス一つに印をつけられるもの……となっています。マスに印をつけるときは、一部の例外を除き、必ず路線の始点から辿っていき、最初の空きマスから印をつけ始めなければなりません。またカードの効果として、それまでの捨て札と山札を混ぜてシャッフルし、山札を作り直すものがあります。
 各路線の始点にある、指示カードの内容を書き込む指示マス。そのマスが全部埋まった時点でゲーム終了となり……全部のマスを埋められた路線による点数と、カードの指示によって路線内のマスに書き込まれた数字を合計し、空きマスの数によるペナルティをそこから引いて、最終得点を出します。この点数が最も高かったプレイヤーが勝者となります。
 遊んでみて……日本の複雑な鉄道路線を改めて実感した気分でした。すべての路線を完成させるのはほとんど不可能なので、どの路線を優先するのかを考える必要があり……複数の路線が通っているマスはうまく利用すれば、効率よく印をつけられたり、数字を書き込むことで多くの点数を得られたりするのですが、先に印をつけてしまうことで連続して印をつけられなくなることもあり……路線図を辿りながら、どう埋めていくのがもっとも良いのか考えるのが、難しくも楽しいゲームでした。
 何度かチャレンジし……TOKYOマップでは46点が、OSAKAマップでは25点が、今のところ最高点です。TOKYOマップは各路線の始点が個人シートの片側から始まるので、まだ遊びやすい方ですね。入門編といった感じです。OSAKAマップの方は路線の始点がばらけている分より複雑になっている感じで……どう進めていくのか考えるのもより難しくなっているように思えました。また改めて挑戦したいですね。