久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「ゲームマーケット2023秋」

ゲームマーケット2023秋」二日間、行ってきました。12月9日~10日、東京ビッグサイト西1・2ホールで、11時から17時まで。

 春の「ゲームマーケット」は、ほんとに直前になってから行くことを決めたため、いろいろと準備もチェックも不足している状態で……それでも欲しいゲームは結構買うことができましたが、やはり心残りも多い感じではありました。今回は早くから参加することを決めていたので、事前にカタログで欲しいゲームや参加したいゲームなど、しっかりチェックしておきましたので……そのかいもあって、二日間、たっぷりイベントを堪能することができました。

 以下、購入したゲームや試遊したゲーム等について。

 

 一日目購入品等……「イカロスの太陽」「ルーナティックチャンバーズ」「バッファロー・ハント」「GRAPH-T」「マスカレイド トリック」「スターライトステージ 拡張カードセット9 響きのステラ」「つきのうてな」「ディシプリン ジェレミア魔法学校の崩壊」「アリスの時間迷宮」「ZoLa」「赤い目の森」「リバイス・リバース」「ラストダンジョン ポケット」「怪盗ヱトワスからの挑戦状」「ゲームブック 竜姫のために」「春待ち村」「カプバラ」「まっくらダンジョン」「ドワーフの城塞」「dicil/ダイシル」……いつも通り、ソロプレイが可能なゲームが中心です。マーダーミステリーも試しに一つ買ってみました。マーダーミステリーは、以前友人たちと一度遊んでみたものの、あまり上手くできなかったので、改めてまた挑戦してみたいですね。

 完売してしまったため、購入できなかったゲームもありましたが、事前にチェックしておいたゲームはほぼ買うことができた感じです。

 一日目に試遊したゲームは、以下の五つ。

「ドーフロマンティック」……タイルを配置し、街や森、線路や川などを繋げていく協力ゲーム。繋げるタイルの数が課題となっていて、それをクリアすることで点数を得られるようになっています。その他、線路や川の長さなど、いくつかの課題があり、それらをクリアすることによって得た点数の合計点により、新たな要素が入った小箱が開封され、ゲームが進んでいくといった感じになっています。上手くタイルが繋がり、複数の課題を一気にクリアできたときの達成感がとても楽しく……でも、ゲームが進むにつれて、タイルが上手く繋げられない場所が出てきてしまうのが何とももどかしい。基本のルールが簡単で、すぐ皆で遊び始められるのも良いですね。

「エルグランデ」……マップの区分けされたエリアに自分のコマを配置していき、より多くコマを配置することで点数を得ていく感じのゲーム。ただし、使える自分のコマはすべて最初から手元にあるわけではなく、カードによる行動順によって、そのラウンドでストックから手元に移さなければいけないのが難しいところ。また、一度配置したコマも、他のプレイヤーのアクションによって移動させられてしまったりするところがまた難しい。お試しで数ラウンド遊ばせてもらった感じでしたが……ちゃんと最後まで遊んでみたくなりますね。難しそうですが、その分やり応えもありそうです。

「たべたのだぁれ?」……児童向けの神経衰弱型ゲーム。サイコロを振って色を決め、その色の舌を持つ犬のおもちゃを見つけて、集めることを目指す感じのゲームです。頭や頬を押すと口から舌が出てくるしかけが可愛く楽しかったです。

ロビンフッドの冒険」……ロビンフッドの冒険を追体験するかのような協力ゲーム。一冊の本にゲームの展開や必要なアクションの指示が書かれていて、それを読みながら物語を進めていく感じのゲームです。ボードやコマも使って遊ぶ、大掛かりなゲームブック、といった感じでもありますね。体験で導入部分だけ遊ばせてもらいましたが、ちゃんと最後まで遊んでみたくなります。

「くんくんくん」……お香の会社が作った匂い当てゲーム。お香を内包した札の匂いを嗅いで、違う種類の札を手元に全種揃える、といった感じのゲームです。匂いを利用した、他とは違う独特なプレイ感がユニークなゲームでした。

 その他、展示ブースで行われていた謎解きゲームや、配布されているペーパーに載せられていたミニミステリーゲーム等も遊ばせてもらいました。個人的な印象ですが、昔よりも、謎解きやミステリーゲームの数が増えているように思いました。

 

 二日目購入品等……「グルービンゴー!!」「Cultus」「DarkOne」「ライリウム」「ニュースボーイ」「魔女と獣とふたり旅」「宇宙のさすらい人」「薬草魔術師の調合机」「OVER NIGHT -恐怖の予兆-」「惨劇の饗宴」「探ぱん×アズールレーン」「Windows-小窓の妖精-」「CASE 098」「お手手さま」……一日目と同じく、完売してしまったゲームを除けば、欲しかったゲームはほぼ買えた感じです。個人的に気になっていた、ソロジャーナリングRPGが買えたのも良かった。やってみたいと思っていたものの、なかなか機会がなかったので。

 二日目に試遊したゲームは、以下の七つ。

「いかだの5人」……オインクゲームズさんの新作バランスゲーム。大きさの違う五体の人形が置かれたいかだの上に、板のカードと自分の宝箱を一つ置いていくわけですが、このとき、板のカードを押さえるために人形の一体を必ず使わなければなりません。バランスを崩して他人の宝箱を落としてしまった場合は、それが失点となり、誰かが一定数の失点に達したところでゲーム終了となります。見た目もユニークなバランスゲームでした。ゲームが進むと自然とみんな無言になっていき、ちょっとした緊張感が味わえるのも楽しかったです。

「ヒュードロドロップ」……こちらもオインクゲームズさんの新作。片手にアイテムを握り込み、カードの示すアイテムだけを手からテーブルの上に落として、いち早くお化けの人形を手に取ることを目指すゲーム。他のプレイヤーよりも早くお化けの人形を手に取れたら、得点となる鈴を一つもらえますが、難しいのはその鈴も、アイテムと一緒に片手に握り込まなければならないところ。アイテムを落とす際、誤って鈴を落としてしまった場合は、その鈴は返さなければならないので……勝利まであと少しと思ったら、鈴を落としてしまいまたやり直しとなってしまうのが、ユニークで楽しかったです。

「ギシンアンキの塔」……二人対戦のゲーム。底に点数が書かれた棒を並べ、お互い二本を選んで自分のものとし、点数の合計がより高い方が勝者となります。棒に書かれた点数のヒントは、どちらも半分しか見られないというのが難しいところ。相手の行動を見ながら、より高い点数を目指して予想と駆け引きをするのが楽しいゲームでした。手軽に短時間で遊べる感じなのも良いですね。

「ドローンホーム」……真ん中に置かれたプロペラ付きのドローンめがけて、自分のエイリアンのコマを打ち出し、中に乗せることを目指すアクションゲーム。ドローンの中にコマが入って少し経つと、ドローンが飛び立つわけですが……他人のコマが乗っているところに自分のコマを相乗りさせたり、または既に乗っていたコマを押し出したりできるのが面白いところ。コマが乗った後、飛び立つドローンのおもちゃもまた見ていて楽しいです。

「ファン・ファクツ」……お題に対してプレイヤーが自分のパネルに数字を書き、その数字が順番になるようパネルを並べることを目指すゲーム。プレイヤーみんなの会話から数字を予想するのが楽しいコミュニケーションゲームでした。予想が当たるとやっぱり嬉しいですね。

「ディクシット」……独特な雰囲気のイラストが描かれたカードを使うゲーム。出題者は手札から一枚カードを選び、それにタイトルをつけ、他のプレイヤーは自分の手札からそのタイトルに合いそうなイラストのカードを選んで出し、それらのカードを混ぜた後に表にして、プレイヤーは出題者が出したカードを当てる、といった感じのゲームです。勝ち負けを競うというよりは、イラストからイメージを膨らませたり、皆の感性に触れ合えるのが楽しいゲームといった感じでした。イラストの不思議な雰囲気も魅力的なゲームでした。

「探ぱん」……出題者となったプレイヤーは、女の子の上半身のカードの下に、下着が描かれた下半身のカードを伏せて置き、他のプレイヤーはイエスかノーで答えられる質問をして、出題者が置いた下半身カードに描かれた下着を当てる、といった感じのゲームです。ちょっとエッチな題材のゲームで、プレイしていて何とも気恥ずかしいというか、照れ臭いというか……そんな気持ちも含めてユニークな味わいのゲームでした。女の子のイラストがしっかり可愛いのも良いですね。

 

 以上……二日間、とても楽しいイベントでした。試遊で遊ばせてもらっていると、ほんとに時間が経つのがあっという間ですね。テーブルトークRPGでも遊んでみたいと思うのですが、時間配分がなかなか難しく……でもいずれ、遊んでみたいですね。
 何はともあれ、二日間お疲れ様でした。来年の春も、またよろしくお願い致します。