久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「マドリイズム」ソロプレイ

 家の間取り図を題材にしたカードゲーム。参加者全員で一つの間取り図を作る「みんなでマドリイズム」と、各プレイヤーがそれぞれ間取り図を作る「それぞれマドリイズム」の二つの遊び方があり……「それぞれマドリイズム」はソロプレイもできるということで、遊んでみました。以下の説明と感想は、「それぞれマドリイズム」ルールのものとなります。
 部屋の間取りが描かれた「マドリカード」をシャッフルして山札を作り、そこから三枚を表にして場に並べ……家の玄関となる「ゲンカンカード」を一枚自分の前に置いたら、準備完了。場に並んだ「マドリカード」から一枚を選んで、自分の「ゲンカンカード」、もしくは既に重ねて置いてある自分の「マドリカード」に、その一部が重なるようにして置いていきます。場からカードを取ったら、山札からまた一枚を表にして場に並べます。

「マドリカード」を重ねて置くときは、玄関から間取り図のドアを通ってすべての部屋に行けるようにすること、壁で塞がれて出入りできない部屋を作らないこと、壁を無くして外と室内が直接繋がったりしないようにすること、室内の設備や窓・ドア等の上にカードを置くときは下の設備等が完全に隠れるように置くこと、柱の上にはカードを重ねて置かないこと……等のルールを守らなくてはなりません。
 五枚の「マドリカード」を置いた時点でゲーム終了、得点計算となります。「ゲンカンカード」には、台所、トイレ、バス、収納の室内設備のうち、完成した間取り図に描かれている数がそのまま点数になるものと、丁度一つだけあるとき点数になるものがイラストで示されており……それらの得点と、室内設備四種がそろっているときの追加点、窓の数による追加点を合計して、最終得点を出します。この点数が最も高かったプレイヤーが、勝者となります。
「マドリカード」を重ねて置いていくうちに、現実にはあり得ない奇妙な間取り図が出来上がっていくのが楽しいゲームですね。点数を稼ぐために室内設備を増やそうとして、トイレだらけの家が出来上がってしまったり……変な場所に台所が出来てしまったり……等。何度か遊んでみて、今のところ10点が最高点。一応、マドリプロフェッショナル。でも得点よりも、出来上がった間取り図の奇妙さを眺めるのが楽しい感じでした。
 ルールが簡単ですぐ遊べることもあり、皆で騒いで遊べるパーティーゲームとして良さそうな感じですね。プレイヤー全員で、大きく不可思議な間取り図を作っていくのも楽しそうです。