久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「見える子ちゃん」

 ある日なぜか霊感を得て、幽霊や悪霊の類が見えるようになってしまった女子高生、四谷みこ。ただ霊が見えるだけで、霊を祓ったりすることなどができるわけではない彼女は、身を守るために、霊が見えていることを相手に気づかれないよう、全力で彼らを無視しようとするのだが……といった感じのお話。
 怖がっている女の子の様子が不憫だけど可愛く見えてしまう、ホラーコメディ。幽霊・悪霊の類のデザインがほんとに気持ち悪く……そんな霊を頑張って無視しようとするヒロインの振る舞いと、霊が見えていない周囲の言動のギャップが面白い作品でした。
 いいお話や温かみを感じさせるエピソードなどもあり……終盤はちょっとシリアスな展開もあって、最後まで飽きさせない内容になっていたのも良かったですね。
 少し不穏な気配を感じさせる描写があって……一先ず最終回を迎えたといった感じの終わり方。続きが気になりますね……。

 

 

 原作コミックも読んでみたくなりました。