久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「スピリッツ・オブ・ザ・フォレスト」ソロプレイ

 森に宿る様々な精霊や力の源を集めていき、その数を他のプレイヤーと競い合うといった感じのゲーム。場に並んだ精霊タイルを取得していき、そこに描かれた精霊アイコンや力の源アイコンの数が、他のプレイヤーよりもより多くなるように集めていくことを目指すゲームです。仮想敵と対戦するソロプレイもできるということなので、遊んでみました。以下の説明・感想は、ソロプレイ用のルールのものになります。
 アイコンが描かれた48枚の精霊タイルを、縦4枚・横12枚になるように伏せて並べ、横両端のタイルを表にします。精霊アイコンが描かれた恩寵トークンの中から、内容がわからないように3枚を選び……うち2枚は仮想敵のものとして、ソロプレイ用カードの上部二つのスペースに伏せたまま置き、残りの1枚はプレイヤーのものとして、表にして下部のスペースに置きます。これで準備完了となります。
 ゲームはプレイヤーの行動から始め……プレイヤーは、場に並んだ精霊タイルのうち、横端に置かれ表になっている中から1枚を選んで自分のものとします。その後、プレイヤーが取ったタイルとは反対側の端にある1枚を仮想敵のものとし……新たに端となった精霊タイルを表にします。これを繰り返していきます。そして、横1列の精霊タイルが尽きる度に、ソロプレイ用カードに置かれた仮想敵用の恩寵トークンを1枚表にして、仮想敵のエリアに置き……横3列の精霊タイルが尽きたところで、ゲーム終了。ソロプレイ用カードに残されたプレイヤー用の恩寵トークンは、プレイヤーのエリアに置きます。その後、取得した精霊タイルと恩寵トークンに描かれている9種の精霊アイコン、種類ごとにそのアイコンの数をプレイヤーと仮想敵とで比べ……1種類でも仮想敵の方が合計数が多かった場合は、プレイヤーの敗北。全種類、プレイヤーの方が多いかもしくは同数だった場合はプレイヤーの勝利となり……精霊アイコンの数を全部合計して最終得点を出すことになります。
 簡単そうに見えて……やってみると難しいゲームでした。精霊タイルには1~2個の精霊アイコンと共に、その精霊アイコンが全部で何個あるか、その総数が書かれているので……精霊タイルを取得しながら、常に自分と仮想敵のアイコンの数を比べ、残りいくつの精霊アイコンが場に残されているのかを考える必要があります。それだけなら、最低でも各種の精霊アイコンが仮想敵と同数になるよう気をつけて精霊タイルを取っていけばいいだけなのですが……難しいのは、精霊アイコンに加えられる恩寵トークンが2枚、仮想敵用に用意されているということ。伏せられた恩寵トークンは、場の列が1列尽きるまで表にならないので、どの精霊アイコンが仮想敵の精霊タイルに加えられるかがわからず……同数を保っていた精霊アイコンが終盤で逆転されてしまうことも多々ありました。
 何度か挑戦していますが……いつも、1種類の精霊アイコンが1個足りなくて敗北、といった感じになってしまっていますね。運の要素もあり……なかなか勝利できずにいます。ルールは覚えやすく、1プレイの時間も短めなので……地道に挑戦していこうと思います。
 複数人プレイでは、9種類の精霊アイコンだけでなく、3種類の力の源アイコンの数も比べることになり……各アイコンを得点化できるのは、そのアイコンを最も多く集めたプレイヤーだけ、そしてその精霊タイルが1枚も無い場合はマイナス点、といったルールになっています。また、取得しようとする精霊タイルを予約しておける原石トークンもあり……それを利用した駆け引きもできそうな感じで、結構プレイ感が変わるように思いました。いつか、複数人でも遊んでみたいですね。