久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「ソロキャンプポケット」

 ソロキャンプがテーマの、一人用カードゲーム。メシやギア(キャンプ道具)を活用し、アクティビティーを楽しんで、充実したソロキャンプを楽しむことで高得点を目指そう、といった感じのゲームです。

 ゲームの準備として……メシカード、ギアカード、アクティビティーカードをよく混ぜて山札を作り、そこから5枚引き、その中から3枚を最初の手札として選びます。選ばなかった2枚は山札に戻します。次に、イベントカードをシャッフルして、ゲームで使用する3枚を内容を見ないまま選んだ後、最初のラウンドで使用する1枚を山札に混ぜて、よくシャッフルします。これで準備完了となります。

 ゲーム開始後、手番で行えるアクションは……1.ポイントを支払い、手札を場のエリアに出す「獲得する」、2.手札を1枚捨て、山札から2枚引いて手札に加える「交換する」、3.手札から次の手番に回すカードを確保し、同じ枚数だけ山札からカードを引いて捨て札にする「持ち越す」、4.手札を捨てる「捨札にする」……の4つ。この4つのアクションを自由に行い(「交換する」のみ、1回の手番で行えるのは2回まで)、手札がすべて無くなったら、手番は終了。山札から新たに3枚を引いて手札とし、次の手番を行います。

「獲得する」のアクションで手札を場のエリアに出すためには、ポイントを支払う必要があり……そのポイントは、時間、メシ、ギアの三種類あります。時間ポイントは、その数字だけ手札からカードを捨てることで支払うことができ、メシカードとギアカードはその時間ポイントを支払うことで、場のフィールドエリアに出すことができます。アクティビティーカードは時間ポイントに加え、メシやギアのポイントも支払う必要があり、そのポイントはフィールドエリアに置かれたメシカード・ギアカードに書かれているそれぞれのポイントによって支払うことができます。ポイントを支払ったアクティビティーカードは場のコレクションエリアに出すことができ、またそのポイントの支払いに使用したメシカード・ギアカードもコレクションエリアに移すことができます。このコレクションエリアに置かれたカードに書かれているキャンパーポイントを合計して、最後の得点計算を行うことになります。

 山札からイベントカードを引いた際は、ゲームを中断し、ただちにその効果の処理を行います。その後、イベントカードは手札に加え、時間ポイントの支払いで使用することができます。時間ポイントの支払いでイベントカードを捨て札にした後は、その使用したイベントカードはゲームから除外します。

 こうして手番を繰り返し、山札が尽きたところで1ラウンド終了。捨て札をまとめ、イベントカードを1枚加えてシャッフルして山札を作り、次のラウンドを始めます。3ラウンド終了したところで、ゲーム自体終了となります。最後に、コレクションエリアに置かれているカードのキャンパーポイント、カードの組み合わせによるボーナス点、フィールドエリアにカードが残っていない場合はそのボーナス点を加えて、最終的な得点を計算し……より得点が高いほど、旅慣れたソロキャンパーということになります。

 手軽に遊べる一人用カードゲームでした。準備も簡単で、1プレイの時間も短めで、空いた時間にさっと遊べるのが良い感じですね。

 高得点を目指すのに大事なのが、組み合わせによってボーナス点を得られるカードをきちんと活用し、コレクションエリアにそろえていくこと。あれもこれもと欲張らず、また適当にカードを使用したりもせず……方針を決めてゲームを進めていくのが大事なように思えました。コレクションエリアにそろっていくカードによって、自分がソロキャンプでしたことが想像できるようになっていくのも楽しいですね。

 何度かプレイし、今のところ33点が最高点。評価としては、「中級キャンパー」とのこと。もう一つ上を目指したい感じですね。