久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

「陥穽 陸奥宗光の青春」

 日経新聞朝刊で連載されていた、辻原登さんの小説「陥穽 陸奥宗光の青春」が、1月31日で最終回を迎えました。

 幕末の志士であり、明治の政治家である陸奥宗光の半生を描いた伝記小説。国が大きく動き、その姿を変えていき……大勢の人々の思想や思惑がぶつかりあった、正に激動の時代と呼べる幕末・明治。その時代を生きた人間の物語として、大変面白かったです。

 学生の頃は幕末に関する本もいろいろ読みましたが、最近はあまり目を通していないので……改めてこの時代について、勉強しなおしたいなぁと思ったりもしました。

 2月1日からは、諸田玲子さんの「登山大名」が連載されています。以前連載されていた「奸婦にあらず」も面白かったので、今回も楽しみ。