久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/本、アニメ、映画、ボードゲーム等の感想・レビュー

9月7日に

 9月7日は、友人たちとのアナログゲーム会でした。遊んだゲームは、友人のレフリー(GM)による「トラベラー(株式会社雷鳴版)」です。「トラベラー」はずっと遊んでみたいと思っていたのですが、なかなかその機会がなく……今回、「トラベラー」の経験者でもある友人にレフリーをやってもらえることになったので、遊べることになったわけです。

 ルールブックは私も持っていたので、キャラメイクは事前に自宅で。話には聞いていましたが……生存判定失敗による、キャラメイク中のキャラ死亡が本当に起きるものなのですね。今回、完成せずに殉職したキャラクターが数名いたりします。生存・任官・昇進の判定結果や、獲得した技能によって、キャラクターの人生が出来上がっていき、イメージも固まっていくのが面白いですね。出来上がった私のキャラクターは……裏仕事ばかり任された結果、世情には詳しくなったものの、まるで出世できずに除隊することになった商人、といったものでした。

 シナリオの方は……前の仕事のトラブルにより、ほとぼりが冷めるまで別の星系に移ることになったPCたち。軽めの物資輸送と販売でお金を稼ぎながら、しばらくは大人しくしていようと思っていた矢先、とある宗教団体によるものと思われるトラブルに巻き込まれることになってしまい……といった感じのものでした。

 初めて遊ぶゲームということもあってか、ちょっと手探りしながらのゲームとなりました。大人になったせいもあり、なかなか大胆な行動もできず、情報集めにも四苦八苦してしまったり。学生の頃のゲームでは、怪しい施設があったらすぐ侵入・調査したものですが……今は、なかなかそういったプレイはできませんよね。

 星を移って新たな人と出会い、調査の依頼を受けて再び元の星へ……といったところで、今回は一先ず終了。星系全体の問題に関わる、想像していたよりも大きな事件となりそうです。

 次回は、もうちょっと大胆にいこうと思います。

 

「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」

 先日、グランドシネマサンシャインで見てきました。「ワイルド・スピード」シリーズの一作。敵組織から危険なウイルス兵器を守るため、自分の体にその兵器を注入して逃亡した女性。彼女を守るため、男たちはコンビを組み、戦うことになるのだが……というお話。

 最初から最後まで派手なアクションシーン満載で、非常に楽しい娯楽映画でした。難しいことは考えず、登場人物たちの粋なやり取りと派手なアクションを楽しみましょう、といった感じですね。

 終盤のカーアクション、そして最後の肉弾戦の「同時攻撃だ」は最高でした。

 楽しいアクション映画でした。

 

 

ワイルド・スピード」のシリーズ……結構見ていない作品も多いので、これから改めて見ていきたいと思います。

 

「劇場版 ONE PIECE STAMPEDE」

 先日、グランドシネマサンシャインで見てきました。「ONE PIECE」の劇場版アニメ。

 海賊たちが集まる海賊万博、そこで開催された海賊王のお宝争奪戦に参加したルフィたち。だが宝を目の前にしたところで、突然、海賊王の部下だった男、ダグラス・バレットが乱入してくる。圧倒的な力を見せつけるバレットに対して、ルフィたちはどうするのか……というお話。

 全編アクションとバトルが続くど派手な展開で、活劇として非常に面白い作品でした。個性豊かなキャラクターたちが次々に登場し、画面狭しと大暴れしていく展開が本当に楽しい。クライマックスの熱さも少年漫画ならではのもので、すごく良かったです。

 長く「ONE PIECE」の原作を読み続けてきた人にとっては、本当に楽しいお祭り映画だったのだろうなぁと思ったりもしました。原作コミックを読んでいないことを、ちょっと後悔したりも。

 本当に楽しい作品でした。

 

「この素晴らしい世界に祝福を! 紅伝説」

 先日、グランドシネマサンシャインで見てきました。「この素晴らしい世界に祝福を!」劇場版。

 パーティーメンバーの一人で爆裂魔法の使い手であるめぐみんの故郷を訪れることになった主人公たち。めぐみんに故郷を案内されたり、襲撃してくる魔王軍が撃退されるところを見たりしながら、のんびりと過ごしていたのだが……というお話。

 癖のあるキャラクターたちのやり取りが面白い作品でした。お約束の異世界転生ファンタジーを上手くパロディ化している感じで、その辺のネタの扱い方や突っ込みの仕方も楽しい。

 主人公の男の子以外、パーティーメンバーはみんな女の子なわけですが……ちゃんと対等なパーティーの仲間、悪友といった感じに描かれていて、変なハーレムっぽくなっていないのも良いですね。

 お話の方はドタバタ喜劇ですが、終盤には劇場版に相応しいど派手な描写もあり、そこもすごく良かったです。

 非常に楽しい作品でした。

 

 

 テレビシリーズの方も、改めて見たくなってきますね。

 

 

 原作小説も読んでみたくなってきましたが……最新刊は、第16巻。今から追いかけるのは、ちょっと大変そうですね……。

 

「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2」

Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」第2期。多くの魔剣を封印した「魔剣目録」を巡る戦い描いた、武侠モノの人形劇。

 好漢・悪漢たちの粋なやり取りの楽しさと、アクションシーンのかっこよさが魅力の作品でした。ほんと、人形劇とは思えないほどの迫力のある戦いを堪能できました。武侠モノの小説を、改めて読みたくなったりもしましたね。

 第3期の放送も楽しみです。

 

 

「駅馬車」

 テレビ放映されたものを視聴。モノクロの西部劇。題名だけは知っていましたが、見るのは今回が初めてになります。

 先住民の襲撃が警戒される中、様々な事情から一つの馬車に同乗することになった人々の旅が描かれています。小さな言い合いや諍い、アクシデント、そして先住民の襲撃。その旅の中で、堕落した生活から立ち直る者や、心を通わせる者等もいて……短いながらも、旅の様子や心情の変化がきちんと描かれているのが良かったです。

 最後も娯楽作品らしい、すごく爽やかな終わり方。

 非常に古い作品ですが、楽しめました。

 

駅馬車 HDリマスター[Blu-ray]

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「ディリリとパリの時間旅行」

 8月25日、友人たちとヒューマントラストシネマ有楽町で見てきました。フランスのアニメーション映画。

 密航してパリへとやってきた少女ディリリは、配達人の青年と知り合い……彼と共にパリを回り、様々な偉人たちと触れ合っていく。同時にディリリたちは、秘密結社「男性支配団」の陰謀と対峙することになるのだが……というお話。

 幼いながらも聡明な少女の冒険譚。聞き覚えのある偉人たちが次々と登場してくるのも楽しく、パリの風景描写も美しい。改めて歴史のこと、それにパリのことを勉強したくなってきますね。

 抑圧されている女性たちの解放というテーマは、移民や宗教の問題で揺れる欧州の人たちにとっては、より切実なものなのだろうなぁと思ったりもしました。日本では、あの描写はちょっとぴんとこない人もいるかもしれませんね。