久道進の日記帳

文芸同人サークル「Whatnot」活動報告/諸諸感想・レビュー等

「サクラダリセット」最終話

 住人が皆異能力を持つ町「咲良田」を舞台に描かれる、ジュブナイルSF、最終回。
 見る前は、シンプルな時間SFを想像していたので……様々な異能力が出てくるお話だったのが意外でした。
 物語の終盤は、咲良田から異能力を消し去るかどうかを巡るお話になっていたわけですが……住人の異能力に対する思いがあまり描かれておらず、また異能力が事件の元になることの方が多かったように思えたせいもあって、異能力を残そうとする主人公に今一つ共感できなかったり。もともと主人公の考え方が独特なので、ちょっと感情移入しにくいキャラではあったのですけどね。
 作品の雰囲気は嫌いではなかったのですが……描き方にもう一工夫欲しいようにも思えました。

 積んでしまっている原作小説、近いうちに読んでみようと思います。小説なら、主人公たちの心情描写も、もう少しわかりやすく描かれているでしょうしね。